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犬連れドライブのチェックリスト|乗せ方・休憩・着いてからの段取り

犬を車に乗せてお店へ出かける日の段取りを、乗せ方・休憩と食事・着いてからお店に入るまでの3つの表にまとめました。冬も車に犬だけを残さない理由とあわせて、道路交通法の条文と米国の獣医師会などの資料をもとに紹介します。

公開日 約 6 分で読めます著者 イヌコミ編集部
犬連れドライブのチェックリスト|乗せ方・休憩・着いてからの段取り|停めた車の後部座席に固定したクレートの中で、落ち着いて伏せる柴犬

この記事でわかること

  • 犬は後部座席で、クレートか安全ハーネスで固定。窓から顔は出させません
  • 休憩は走り始めて2時間あまりが目安。出発の直前には食べさせません
  • 暑い日も寒い日も車に犬だけを残さず、リードを付けてからドアを開けます
目次

週末は愛犬を車に乗せて、少し遠くのドッグカフェまで。

楽しみな一方で、どこに乗せるか、何時間ごとに休むかで迷う人も多いはずです。

犬連れのドライブは、後部座席で犬を固定し、2時間あまりで休み、季節を問わず車に犬だけを残さないのが基本です。

本記事では、2026年10月時点の道路交通法の条文と、米国獣医師会(AVMA)などの資料をもとに、乗せ方から着いてからの段取りまでを順に見ていきます。

窓を少し開けておけば大丈夫、とは限らない理由も紹介します。

表はそのままチェックリストとして使えるので、保存して出がけに見返してください。

乗せる場所は後部座席。クレートか安全ハーネスで固定する

犬は後部座席に乗せ、クレート(犬用のケース)か安全ハーネスで固定しましょう。

米国食品医薬品局(FDA)は、AVMAの見解として、後部座席で固定するのが最も安全だと紹介しています。

AVMA自身も、車内で犬を放したままにするのは安全でないという立場です。

安全ハーネスは、車のシートベルトと組み合わせて犬を固定する胴輪で、AVMAは衝突試験を受けたものを選ぶよう勧めています。

アメリカンケネルクラブ(AKC)も、クレートか、衝突試験を受けた犬用シートベルトで固定するよう勧めています。

車が狭くてクレートを置けないときは、シートベルトが向いているという説明です。

車内の乗せ方チェック(AVMA・FDA・AKCの資料をもとに編集部が整理)
確かめること目安
乗せる場所後部座席
固定のしかた大きさの合うクレートか、安全ハーネス・犬用シートベルト
助手席ふくらむエアバッグで重いけがをするおそれがあるので避ける
ひざの上運転の気をそらすので乗せない
窓顔を出させない。後ろの窓は閉め、チャイルドロックをかける
道具の慣らしクレートやハーネスに、出かける前から慣らしておく

運転の妨げになる乗せ方をしない。道路交通法の条文も確かめる

犬は、運転の妨げにならない場所と方法で乗せましょう。

運転する人には、人の乗せ方や荷物の積み方にも決まりがあります。

道路交通法第55条第2項(2026年10月時点)は、運転者の視野や、ハンドルその他の装置の操作を妨げるような乗車や積載をして運転してはならないと定めています。

第70条は、ハンドルやブレーキを確実に操作し、他人に危害を及ぼさない速度と方法で運転するよう求めています。

犬をひざに乗せたり、運転席の足もとで自由にさせたりすれば、こうした操作の妨げになりかねません。

乗せ方で迷うときは、お住まいの都道府県警察の案内も確かめましょう(いずれも編集部の考え)。

窓から顔を出させない。後ろの窓は閉めておく

犬に窓から顔を出させず、後ろの窓は閉めておきましょう。

AKCは、顔を出して乗せることをはっきり戒めています。

車から飛び出してけがをしたり、飛んできたものが目に当たったりするおそれがあるためです。

後部座席で犬用シートベルトを使うなら、チャイルドロックをかけておくようAKCは勧めています。

犬が前足でドアをかいて、うっかり窓を開けてしまうのを防ぐためです。

窓のロックとドアのロックが別になっている車もあるので、取扱説明書で確かめておきましょう(編集部の提案)。

休憩は2時間あまりを目安に。食事と水の段取りも決めておく

休憩の目安は、走り始めて2時間あまりです。

FDAは、道路の状況は読めないので、それくらいたったら車を止め、トイレと足を伸ばす時間をつくるよう勧めています。

渋滞で到着が遅れそうな日ほど、早めに休むつもりでいましょう(編集部の提案)。

休憩と食事・水の段取り(FDA・AKCの資料をもとに編集部が整理)
場面すること
出発の前出発の直前には食べさせない
走り始めて2時間あまり車を止め、トイレと足を伸ばす時間をつくる
食事をしたら少なくとも1時間おいてから走り出す
車に積むもの立ち往生にそなえた水。飲む水にこだわる犬なら家の水も
立ち寄った場所で犬だけを車に残さず、一緒に降りる

犬と歩ける場所やドッグランの有無は、休む施設ごとに違うので、出かける前に調べておきましょう。

持病などで食事の時間をかかりつけの獣医師から指示されている犬は、その指示を優先しましょう(どちらも編集部の提案)。

車に犬だけを残さない。冬の寒い日も同じ

犬を車に残して離れるのは、季節を問わずやめましょう。

AKCは、暑い車でも寒い車でも、犬を車に残さないよう勧めています。

FDAも、たとえ数分でも車に残して離れないよう呼びかけています。

意外なのは、窓を少し開けても、車内の温度の上がり方は変わらないことです。

AVMAの資料では、車内の温度は10分で約11度、20分で約16度上がることがあります。

1時間で外より22度以上高くなることもあります(華氏の数値を編集部が換算)。

千葉県も、エアコンを切った車内は、たとえ数分でも温度が急に上がり、危険なレベルに達するとしています。

短い時間でも車を離れるときは、ペットと一緒に行動するよう呼びかけています。

寒い季節も油断はできません。

AVMAは、寒い日に車に残すのは、屋外に置いていくのとほとんど変わらないとしています。

子犬・シニア犬・病気の犬・やせた犬は、寒い車にとくに弱い

AVMAは、子犬や年をとった犬、病気の犬ややせた犬は寒さにとくに弱いとしています。

こうした犬は、寒い車に決して残さないよう呼びかけています。

シニア犬との外出の準備は、コラム「シニア犬と犬連れカフェへ。入口の段差・床・席えらびと休憩の組み方」にまとめています。

お店に寄る日は、犬と一緒に入れる席があるかを先に確かめておくと、車で待たせずに済みます(編集部の提案)。

イヌコミでは、駐車場のあるお店を条件でさがせます。

着いたら、リードを付けてからドアを開ける

お店の駐車場に着いたら、犬を降ろす前にリードを付けておきましょう。

AKCは、クレートを開けたりシートベルトを外したりしたとたんに、犬が車から飛び出さないことが大切だとしています。

降ろす前に飼い主がひと息つき、リードとおやつを用意するよう勧めています。

着いてからお店に入るまで(1〜3はAKCの資料、4・5は編集部の提案をもとに整理)
順番すること
1 車内でひと息リードとおやつを手元に用意する
2 降ろす前にリードを付ける
3 降りる合図決めた合図で降ろす
4 駐車場を歩くリードを短めに持ち、出入りする車に気をつける
5 お店に入る前トイレを済ませ、お店のルール欄を見直す

降りる合図は、ふだんの練習で使っている言葉にそろえると伝わりやすくなります(編集部の提案)。

お店のルール欄の読み方は、コラム「犬連れでお店を予約する前に、ルール欄を読んで聞く5つのこと」にまとめています。

次の週末は、近くのお店まで短いドライブから

まずは、家から近い犬連れOKのお店まで、短い道のりで試してみましょう。

後部座席での固定と窓、着いてからの段取りを、表のとおりにひと通り確かめられます。

冬じたくの知識は、クイズ「冬じたく検定 入門」で確かめられます。

おでかけの準備は「おでかけ準備検定 実践」で復習できます。

イヌコミでお店をさがす

この記事に出てきたような場面に合うお店を、条件からさがしてみてください。

条件を指定してさがす

クイズで確かめる

よくある質問

犬連れドライブの休憩は何時間ごとが目安ですか

FDAは、道路の状況は読めないので、2時間あまりたったら車を止め、犬がトイレをして足を伸ばせる時間をつくるよう勧めています。

車の荷台に犬を乗せて運んでもよいですか

AVMAは、屋根のない荷台などでペットを運ぶのは、放したままでもつないでも安全でないとしています。AKCも、ピックアップトラックの荷台には乗せないよう書いています。

ハーネスで固定するとき、犬は伏せていても大丈夫ですか

AVMAは、車のシートベルトに対応し、犬を伏せさせずに座った姿勢に保つ、衝突試験を受けたハーネスを選ぶよう勧めています。

連れて行くかどうか迷うときは、どう考えればよいですか

AVMAは、車に乗せる前に本当に連れて行く必要があるかを考え、必要がなければ家で留守番させるよう勧めています。行き先で犬と一緒に過ごせるかを先に確かめると決めやすくなります(編集部の提案)。

出典・参考文献

  1. 米国獣医師会(AVMA)『Safe non-commercial transport of pets in motor vehicles』(閲覧日 2026-10-29)
  2. 米国食品医薬品局(FDA)『Travel Training for You and Your Pets』(閲覧日 2026-10-29)
  3. アメリカンケネルクラブ(AKC)『Dog Car Safety: Training Your Dog to Ride in the Car』(閲覧日 2026-10-29)
  4. 米国獣医師会(AVMA)『Pet safety in vehicles』(閲覧日 2026-10-29)
  5. 千葉県 健康福祉部 衛生指導課『ペットの熱中症に注意しましょう』(閲覧日 2026-10-29)
  6. e-Gov 法令検索(デジタル庁)『道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)』(閲覧日 2026-10-29)
  7. アメリカンケネルクラブ(AKC)『Essential Road-Trip Safety Tips for Traveling With Your Dog』(閲覧日 2026-10-29)

記事の内容は公開時点の情報にもとづきます。制度や数値は変わることがあるため、最新の情報は各出典でご確認ください。

健康情報に関するご注意

本コンテンツは一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。愛犬の健康に不安があるときや異変を感じたときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

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