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冬の犬の散歩は日なたの昼に。日が短い季節の時間帯と寒がるしぐさ

日が短く、朝夕の冷えが強まる初冬は、散歩の時間帯を見直す時期です。日の入りがいちばん早い時期、夕暮れの道の注意、寒がるしぐさの見方、散歩を短くした日の過ごし方を、公的機関と専門団体の資料をもとに整理しました。

公開日 約 5 分で読めます著者 イヌコミ編集部
冬の犬の散歩は日なたの昼に|冬の昼、日なたになった家の縁側で伏せてくつろぐキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

この記事でわかること

  • 日の入りがいちばん早いのは冬至の10日ほど前。12月上旬の夕方は早めに歩き終えます
  • 日の入りと重なる夕方は交通死亡事故の多い時間帯です。明るい服と反射材やライトで身を守ります
  • 震える・足を上げるなどのしぐさが出たら切り上げ、短くした分は家の遊びで補います
目次

2026年は、11月7日が二十四節気の立冬です。

夕方の散歩に出るころには、もう街灯がついている日がふえてきました。

朝も日の出が遅くなり、家を出る時刻にまだ薄暗いことがあります。

初冬の散歩は、日ざしのある昼に寄せ、暗い時間は明るい道と反射材で備え、寒がるしぐさが出たら切り上げるのが基本です。

本記事では、日の短さと夕暮れの道の注意を見たあと、寒がるしぐさの見方と散歩を短くした日の過ごし方をまとめました。

2026年11月時点で確認した、国立天文台・警察庁と、海外の専門団体の資料をもとにしています。

日の入りがいちばん早いのは冬至より前。12月上旬は早めに歩き終える

日の入りがいちばん早くなるのは冬至の日ではなく、その10日ほど前です。

国立天文台暦計算室の暦では、2026年の東京の日の入りは、12月1日も12日も16時28分です。

夕方の散歩は12月上旬がいちばん早く暗くなると考えて、早めに歩き終えましょう。

時刻は地域で違うので、住んでいる地域の日の入りを一度調べておくと確かです。

散歩は日ざしのある昼に寄せる。寒がりな犬ほど晴れた日中に

初冬の散歩で、暖かさと見通しのよさの両方を得やすいのは、日ざしのある昼の時間です。

米国動物病院協会(AAHA)は、冬はいちばん日の当たる時間帯に歩くよう勧め、日ざしの暖かさと見通しのよさを理由に挙げています。

アメリカンケネルクラブ(AKC)によると、小型の犬やシングルコート(毛が一層)の犬、毛のない犬は、晴れた日のほうが外で長めに過ごせます。

寒い日は、同じようにはいかないとしています。

平日の昼に歩けない場合は、晴れた週末に昼の散歩を長めにとり、平日の朝夕は短めにするのが現実的です。

寒さを感じやすい犬のタイプや服のえらび方は、「冬の犬連れテラス席の楽しみ方」のコラムにまとめています。

日の入り前後の夕暮れは、車から見えにくい。明るい道と反射材で歩く

夕暮れどきは、人も犬も車から見えにくくなる時間です。

警察庁は、日の入り時刻の前後1時間を「薄暮(はくぼ)時間帯」と呼んでいます。

令和3年から令和7年の5年間の交通死亡事故の分析では、日の入りと重なる17時台から19時台に多く起きています。

薄暮時間帯の死亡事故でいちばん多いのは、自動車と歩行者がぶつかる事故です。

警察庁は歩行者に、明るい服装をし、反射材やライトで自分の存在をまわりに知らせるよう呼びかけています。

英国の動物福祉団体ブルークロスも、暗い夕方は車から人が見えにくいとして、明るい色や反射材の服を勧めています。

車からは、飼い主も犬も見えにくくなります。

犬は暗がりでも、比較的よく見えている

英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)によると、犬は人より見える色が少ないものの、暗いところでも比較的よく見えます。

RSPCAは、暗い時間は明るい道を選び、人と犬の両方に反射材やLEDの道具を使うよう勧めています。

夕方に歩くときは、次の点を出かける前に確かめておきましょう。

  • 日の入りの時刻を調べ、暗くなる前に歩き終えられる出発の時刻を決める
  • 暗くなったら、街灯のある明るい道を選ぶ
  • 飼い主は明るい色の上着を着て、犬には反射材やライトのついた首輪かハーネスを着ける
  • 暗い時間に歩くなら、家族や友人といっしょに歩くのも一つの方法
  • 日の出前の朝の散歩も、夕方と同じように反射材やライトを使う

散歩の長さは犬のしぐさで決める。震える・鳴くなら切り上げる

冬の散歩の長さを決めるのは、時計よりも犬のしぐさです。

AAHAは、冬の散歩で気をつけたいしぐさとして、震える・足を上げる・鳴く・元気がなくなる、の4つを挙げています。

こうしたしぐさが見えたら暖かく乾いた場所に入れ、獣医師に相談する、というのがAAHAの勧めです。

RSPCAも、散歩のあいだは、犬が寒くて落ち着かない様子を見せていないか目を配るよう勧めています。

ブルークロスの資料では、年をとった犬は寒さを強く感じることがあるとされます。

小型犬やシニア犬、毛の短い犬にはもう1枚の防寒が要ることがある、というのがAAHAの見方です。

AKCは、とても小さな犬種は体温を保ちにくく、年をとった犬は外出を短くして目を離さないように、としています。

足もとについては、AAHAが、爪が長いとすべりやすい路面で歩きにくくなるとして、爪を定期的に整えるよう勧めています。

初冬の散歩の組みかえ早見表(各団体の資料をもとに編集部が整理)
場面組みかえ方
晴れた週末日の当たる昼に、いつもより長めに歩く
夕方しか歩けない平日日の入り前に出られる日は早めに出る。暗くなったら明るい道と反射材で
寒がるしぐさが出た日その日はそこで切り上げ、暖かく乾いた場所で温めてから獣医師に相談
小型・シニア・毛の短い犬服を1枚足し、晴れた昼の時間に寄せる
寒さで外を短くした日家の中の遊びで楽しませる

短くした分は家の中の遊びで補い、寝床は家の暖かい場所へ

寒さで散歩を短くした日は、家の中の遊びで足りない分を補うのが基本です。

RSPCAは冬の過ごし方として、知育おもちゃやフードパズル、いっしょに遊ぶゲームなど、家の中の楽しみを用意するよう勧めています。

ブルークロスは、外が寒すぎる日は、家の中で体を動かせるようにするよう勧めています。

持ってこい遊びはやわらかいおもちゃで、すべらないようカーペットの上で行うのがよいとしています。

帰ってから休む場所も、冬向けに見直しておきましょう。

ブルークロスは、家の中で寒がるようなら、寝床を暖かい場所へ移し、厚手の毛布を用意するよう勧めています。

玄関や窓の近くに寝床があるなら、冬のあいだだけ部屋の奥へ移すのも一つの方法です。

寒い日は散歩を短めに。お店は余裕のある日に

寒い日は、昼の散歩を短くしても構いません。

小型犬やシニア犬なら、散歩のあとにお店まで足をのばす予定は、無理に組まなくて構いません。

犬に余裕がある日に寄るなら、店内に犬が入れるお店を選ぶと、外で過ごす時間を短くできます。

同伴の決まりはお店ごとに違うので、行く前に確かめてください。

今週末は、日の出と日の入りを調べて散歩の時刻を決める

まずは住んでいる地域の、今週末の日の出と日の入りを調べてみましょう。

昼に歩ける日を1日決め、平日の夕方に歩くなら反射材とライトを玄関に用意しておくと、初冬の散歩を続けやすくなります。

冬の散歩の知識は、クイズ「冬のおさんぽと年末年始検定 実践」で確かめられます。

日が短い季節の過ごし方に迷ったら、診断「日が短い季節の過ごし方タイプ診断 実践」も試してみてください。

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よくある質問

冬の散歩は、朝と夕方のどちらがよいですか

どちらかに決めるより、歩ける日は日ざしのある昼に寄せるのがおすすめです。米国動物病院協会(AAHA)は、冬はいちばん日の当たる時間帯に歩くよう勧めています。朝や夕方に歩くときは、明るい服と反射材やライトで、車から見えるようにしておきましょう。

寒い日は、散歩を休んでもよいですか

英国の動物福祉団体ブルークロスは、健康で歩ける犬なら、できるだけどんな天気でも散歩に連れ出すよう勧めています。そのうえで、外が寒すぎる日は家の中で体を動かせるようにする方法も紹介しています。体調で気になることがあるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。

犬は暗い道でも見えているのですか

英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)によると、犬は人より見える色が少ないものの、暗いところでも比較的よく見えます。車から見つけてもらいやすいよう、RSPCAは明るい道を選び、反射材やLEDの道具を使うよう勧めています。

シニア犬の冬の散歩で気をつけることはありますか

ブルークロスは、年をとった犬は寒さを強く感じることがあるとしています。AAHAも、シニア犬にはもう1枚の防寒が要ることがあるとしています。昼の暖かい時間に短めに歩き、歩き方や元気で気になることがあれば、かかりつけの動物病院に相談してください。

出典・参考文献

  1. 国立天文台 暦計算室『日の出入り@東京(東京都) 令和8年(2026)12月』(閲覧日 2026-11-03)
  2. 国立天文台 暦計算室『暦Wiki 日の出入りの季節変化』(閲覧日 2026-11-03)
  3. AAHA(米国動物病院協会)『Frosty walks: How to safely walk your dog in the winter』(閲覧日 2026-11-03)
  4. AKC(アメリカンケネルクラブ)『How Long Can You Keep Your Dog Outside?』(閲覧日 2026-11-03)
  5. 警察庁『薄暮時間帯における交通事故防止』(閲覧日 2026-11-03)
  6. RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)『Winter & Cold Weather Care for Dogs』(閲覧日 2026-11-03)
  7. ブルークロス(英国の動物福祉団体)『Advice for Dogs and Puppies in Winter』(閲覧日 2026-11-03)
  8. 国立天文台 暦計算室『令和8年(2026)暦要項 二十四節気および雑節』(閲覧日 2026-11-03)

記事の内容は公開時点の情報にもとづきます。制度や数値は変わることがあるため、最新の情報は各出典でご確認ください。

健康情報に関するご注意

本コンテンツは一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。愛犬の健康に不安があるときや異変を感じたときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

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