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犬のブラッシングの頻度は?毛のタイプ別の目安と、秋のカフェ前の整え方

短毛は週1回、長くつややかな毛は毎日。毛のタイプ別のブラッシングの目安と、抜け毛が増える秋の回数、ブラシの選び方、犬連れでお店に行く日の整え方を、海外の動物団体と国や自治体の資料から整理しました。

公開日 約 6 分で読めます著者 イヌコミ編集部
犬のブラッシングの頻度は?毛のタイプ別の目安と、秋のカフェ前の整え方|リビングのラグに伏せるコーギーと、そばに置いた木の柄のブラシ

この記事でわかること

  • 短毛なら週1回、長くつややかな毛なら毎日が、ブラッシングの目安です
  • 抜け毛が増える秋は、冬毛への生え替わりの時期。ふだんより回数を増やします
  • 犬連れでお店に行く日は、家でとかしてから出かけましょう
目次

秋になると、床やソファに落ちる犬の毛が急に増えたと感じませんか。

季節で毛が生え替わる犬は、ふつう春と秋にいちばん多く毛が抜けます。

犬連れでカフェに出かける日も、服や床に落ちる毛が気になるところです。

結論から言うと、短くなめらかな毛は週1回、長くつややかな毛は毎日が目安で、抜け毛が増える秋は回数を増やします。

本記事は、海外の動物団体と国や自治体の資料(2026年10月時点で確認)をもとに、イヌコミ編集部がまとめました。

読み終えるころには、うちの子に合う回数と、出かける前に家でしておくことを決められます。

ブラッシングの回数の目安は、毛のタイプで変わる

ブラッシングの回数は、毛が短くなめらかなら週1回以上、長くつややかなら毎日が目安です。

米国ケネルクラブ(AKC)によると、多くの犬は週に数回で足り、長毛の犬種は毎日とかすのがよい場合が多いそうです。

毛のタイプ別のブラッシングの目安(米国動物虐待防止協会 ASPCA と英国の動物福祉団体ブルークロスの資料から編集部が整理)
毛のタイプブラッシングの目安
なめらかな短毛(チワワ・ボクサーなど)少なくとも週1回
短く密で毛玉になりやすい毛(レトリーバーなど)週1回
長くつややかな毛(ヨークシャー・テリアなど)毎日
粗い毛・長い毛短毛よりこまめに

同じ犬種でも、毛の長さや密度には差があります。

上の表を出発点にして、毛玉ができやすいところがあれば回数を増やしましょう(編集部の提案)。

プードルのような巻き毛の目安は、今回調べた資料には書かれていませんでした。

巻き毛の犬は、カットを頼んでいるトリマーに回数を聞いてみましょう(編集部の提案)。

秋の抜け毛は冬毛への生え替わり。換毛期は回数を増やす

季節で生え替わる犬では、秋の抜け毛は冬に向けて厚い毛に生え替わるためのものです。

AKC によると、犬は春に冬の厚い毛を落とし、秋には冬毛に備えて軽い毛を落とします。

毛がよく抜ける犬は、抜け毛のピークの時期に、週に数回から毎日のブラッシングが要ることもあるそうです。

ゴールデン・レトリーバーのような厚いダブルコート(毛が二重に生えている毛のタイプ)の犬は、一年を通して毛が抜けやすいとされます。

メルク獣医マニュアル(獣医学の専門書)の飼い主向け版によると、抜け毛を取って毛玉を防ぐには、定期的なブラッシングが大切です。

毛が厚い犬や長い犬では、なおさらだといいます。

換毛期の回数の考え方

換毛期は、表の目安より回数を増やして、抜けた毛を家で取り除いておきましょう。

ふだん週1回の犬は週に数回に、毎日とかしている犬は1回を少し長めにするのが目安です(編集部の提案)。

ブラシは毛に合わせて選び、力を入れずに毛の流れに沿ってとかす

ブラシは毛のタイプと目的で選び、どれも力を入れずに使います。

ブラシの種類と向いている使い方(AKC・ブルークロスと、山梨県のサイトにある資料から編集部が整理)
ブラシ向いている使い方
ピンブラシ長毛の犬の多くに使う。先が丸く、マッサージにも向く
獣毛ブラシ(動物の毛を使ったブラシ)短毛から中くらいの長さの毛に使う
スリッカー(「く」の字に曲がった硬めのピンのブラシ)毛玉や抜けた毛を取る。力を入れすぎない
ゴム製のブラシ(カリーコーム)なめらかな毛の仕上げと、抜け毛取りに使う

山梨県のサイトに、地域の動物愛護推進員がつくった飼い主向けの資料があります。

その資料は、ブラシを体に平行に当て、毛の流れに沿って全身をとかすよう説明しています。

強く当てすぎると、皮膚を傷つけることがあるそうです。

AKC も、やさしいストロークで皮膚の近くまでとかすよう勧めています。

嫌がる犬は、やわらかいブラシと短い時間から慣らす

ブラッシングを嫌がる犬は、無理に続けず、短い時間とごほうびから慣らしましょう。

広島県動物愛護センターによると、無理やりお手入れをすると犬が嫌がるようになり、続けられなくなることがあります。

山梨県の資料も、毛玉を力まかせに引っ張ると、犬が痛い思いをしてブラッシング嫌いの原因になるとしています。

英国のブルークロスは、怖がる犬にはおやつで励ましながら、やわらかいブラシでそっとふれる短い時間から始めるよう勧めています。

できたときは、しっかりほめることも大切です。

家でできる慣らし方の例を挙げます(編集部の提案)。

  1. ブラシを見せて、においをかいだらおやつをあげる
  2. 触られても平気な背中を、なでるように数回とかしてほめる
  3. 慣れてきたら、とかす場所と回数を少しずつ増やす
  4. 嫌がるそぶりが出る前に、その日は終わりにする

1回で全身をとかし切らなくても大丈夫です。今日は背中、明日は胸のように分けてかまいません(編集部の提案)。

ブラッシングは体にふれる時間

新潟県動物愛護センターによると、ブラッシングやスキンシップは、ふだん気づかない異常を見つけるよい機会です。

いつもと違うところに気づいたら、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

カフェに出かける日は、家でとかしてから出発する

犬連れでお店に行く日は、出かける前に家でブラッシングを済ませておきましょう。

環境省の住宅密集地向けのガイドラインには、集合住宅での飼い方の注意が載っています。

その中に、「食事中に犬や猫の毛が入ってきた」という苦情の例があります。

飲食店についての資料ではありませんが、食事に毛が入るのを気にする人がいることがわかります(編集部の見方)。

同じ箇所では、ブラッシングを自宅の部屋の中か、決められた場所で行うよう求めています。

宇都宮市も、換毛期のブラッシングで抜け毛が飛び散ることに注意するよう呼びかけています。

お店の前や公園のベンチ、テラス席でとかすのは避けましょう(編集部の提案)。

出かける日の段取りは、次の順番を目安にしてください(編集部の提案)。

  1. お店のページのワンちゃんルール欄で、マットやマナーウェア(粗相対策のパンツなど)が要るかを確かめる
  2. 出かける前に、家の中でブラッシングを済ませる
  3. 取れた毛は排水口に流さず、ごみとして捨てる
  4. 服の毛を取るテープクリーナー(粘着式のクリーナー)をバッグに入れる
  5. お店では、持参のマットか、貸出のあるお店ならカフェマットの上で過ごす

補助犬ユーザーの毎日のブラッシング

補助犬は、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーで、毛が舞わないよう管理されています。

厚生労働省のサイトに載る「補助犬ユーザー受け入れガイドブック(飲食店編)」の説明です。

補助犬はペットの犬とは役割が違いますが、出かける前に家でとかしておく習慣は参考にできます(編集部の提案)。

お手入れの知識は、クイズ「お手入れと衛生検定 実践」で確かめられます。

出かける日の持ち物は、診断「おでかけバッグの中身タイプ診断 入門」で見直してみてください。

カフェマットを借りたいときは、カフェマット貸出のお店から探せます。

まずは今夜、背中を数回とかしてほめるところから始めてみましょう。

イヌコミでお店をさがす

この記事に出てきたような場面に合うお店を、条件からさがしてみてください。

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よくある質問

換毛期は、どのくらいの頻度でブラッシングすればよいですか

AKC によると、毛がよく抜ける犬は、抜け毛のピークに週に数回から毎日のブラッシングが要ることもあります。ふだん週1回の犬なら、まず週に数回に増やしましょう(編集部の提案)。

長毛の犬は、毎日ブラッシングしてもよいですか

AKC によると、長毛の犬種は毎日とかすのがよい場合が多いそうです。どの毛のタイプでも、やさしくとかすのが前提です。

ブラシは何本そろえればよいですか

まずは毛のタイプに合う1本から始めましょう。毛玉ができやすい毛なら、毛玉や抜けた毛を取るスリッカーを足すと便利です。

とかそうとすると逃げてしまいます。どうすればよいですか

その日は追いかけずに終わりにしましょう。次は、おやつで励まし、やわらかいブラシでそっとふれる短い時間からやり直します。

出典・参考文献

  1. アメリカンケネルクラブ『家でできる犬のグルーミング(ブラッシング・シャンプー・爪の手入れ)』(閲覧日 2026-10-19)
  2. 米国動物虐待防止協会『犬のグルーミングのコツ』(閲覧日 2026-10-19)
  3. ブルークロス(英国の動物福祉団体)『犬のグルーミングのしかた』(閲覧日 2026-10-19)
  4. メルク獣医マニュアル(飼い主向け版)『犬の日常の健康管理(犬のブラッシングは必要?)』(閲覧日 2026-10-19)
  5. アメリカンケネルクラブ『犬の抜け毛:何が起きるかと付き合い方』(閲覧日 2026-10-19)
  6. 宇都宮市『ペット飼育のマナー』(閲覧日 2026-10-19)
  7. 環境省『住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン』(閲覧日 2026-10-19)
  8. 山梨県(峡東地区 動物愛護推進員 作成資料)『おうちでできる 愛犬のお手入れ』(閲覧日 2026-10-19)
  9. 広島県動物愛護センター『動物愛護センターの日常309~犬の日常ケア講座~』(閲覧日 2026-10-19)
  10. 新潟県動物愛護センター『今どきの、犬の飼い方【新潟県動物愛護センター】』(閲覧日 2026-10-19)
  11. 厚生労働省(厚生労働科学研究の成果物として掲載)『補助犬ユーザー受け入れガイドブック:飲食店編(第1版・令和3年)』(閲覧日 2026-10-19)

記事の内容は公開時点の情報にもとづきます。制度や数値は変わることがあるため、最新の情報は各出典でご確認ください。

健康情報に関するご注意

本コンテンツは一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。愛犬の健康に不安があるときや異変を感じたときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

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