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ドッグランや犬連れカフェで見せるワクチン証明書と持ち歩き方

ドッグランや犬連れのお店で求められる証明書は、首輪の札と家で保管する紙のふたつです。施設ごとのルールのちがいと、そろえ方・持ち歩き方を公的な資料をもとにまとめました。

公開日 約 5 分で読めます著者 イヌコミ編集部
ドッグランや犬連れカフェで見せる証明書と持ち歩き方|ドッグランの入口で飼い主の横に座る柴犬

この記事でわかること

  • 鑑札と注射済票は犬に着ける札、注射済証と混合ワクチンの証明書は家で保管しておく紙です
  • ドッグランが求める書類と期限は施設ごとにちがうので、行く前に案内を読みます
  • 2027年3月2日から狂犬病予防注射は通年で受けられ、年1回の義務は続きます
目次

ドッグランの受付や、はじめて行く犬連れのお店で「ワクチンの証明書はありますか」と聞かれることがあります。施設によっては、用意がないとその日は利用できないこともあります。

見せるものは、首輪に着ける札と、家で保管する紙のふたつです。どれが要るかは行き先によって変わります。出かける前の晩に、首輪の札と行き先の案内をたしかめておけば、受付であわてずに済みます。

見せる証明書は「首輪の札」と「家で保管する紙」の2種類

生後91日以上の犬の飼い主には、市区町村への登録と、年1回の狂犬病予防注射が義務づけられています。そうした犬を迎えたときは、迎えてから30日以内に登録と注射をすませます。

登録で交付される鑑札と、注射のあとに交付される注射済票は、登録や注射をすませた犬だと示す札です。どちらも犬に着けておかなければなりません。マイクロチップを入れている犬の扱いは、記事の最後のよくある質問で紹介します。

紙の書類もあります。動物病院で注射を受けると、紙の「狂犬病予防注射済証」が交付されます。

札の受け取り方は市区町村によってちがいます。たとえば川崎市では、この紙を区役所に持っていって受け取ります。横浜市では、区の窓口に持っていくほか、市の委託を受けた動物病院で注射と同時に受け取ることもできます。住んでいる市区町村の案内でたしかめてください。

おでかけで見せることがある札と書類
名前かたちふだんの置き場所見せる場面の例
鑑札登録のときに交付される札。マイクロチップの特例に参加する市区町村では、登録を受けたマイクロチップが代わりになる首輪やハーネスドッグランの登録・入場
狂犬病予防注射済票注射のあとに交付される札首輪やハーネスドッグランの登録・入場
狂犬病予防注射済証注射をした動物病院などが出す紙家で保管(写真を控えに)札の交付手続き、施設の確認
混合ワクチンの証明書接種した動物病院が出す紙家で保管(写真を控えに)施設やお店のルールで求められたとき

法律で年1回が義務づけられているのは、狂犬病予防注射です。混合ワクチンは、施設やお店のルールで求められることがあるもの、と覚えておきましょう。

ポイント

「注射済証」は紙、「注射済票」は札です。一字ちがいでとりちがえやすいので、名前と形をセットで覚えておくと受付であわてません。

ドッグランが確認する書類と期限は、施設ごとに決まっている

ドッグランが確認する書類と登録の期限は、施設ごとに決まっています。行き先の案内で見るのは「何を」「どの形で」「いつまでのものか」の3つです。下の表は、公営ドッグランの例です。

公営ドッグランの登録条件の例(2026年10月12日時点の各施設の公開資料による)
施設確認するもの登録の期限
都立12公園のドッグランその年度(4月から翌年3月まで)の注射済票(札)翌年度の6月30日まで
千代田区のドッグラン狂犬病予防注射と混合ワクチンの接種3月31日まで
葉山町のドッグヤード(ドッグラン)鑑札と、1年以内の注射済票・5種以上の混合ワクチンの証明書登録日から1年
川崎市 東扇島東公園のわんわん広場鑑札などの写し(コピー)と、1年以内の狂犬病予防注射の日付がわかる書類の写し登録日から1年

期限の数え方も、施設によって「3月31日まで」「翌年度の6月30日まで」「登録日から1年」とさまざまです。前に通っていた施設と同じだと思いこまず、行く前に案内をいちど読んでおくと安心です。

犬連れカフェで証明書が必要かは、お店しだい

犬連れで入れるカフェや宿では、証明書を求めるかどうか、何を見せればよいかがお店によってちがいます。イヌコミのお店のページにある「ワンちゃんルール」欄を、まずたしかめましょう。ドッグカフェの一覧からお店を探すときも、ルール欄をあわせて見ておくと当日の行きちがいが減ります。

書かれていないことや迷うことは、予約や来店の前にお店へ聞いておくのが確実です。聞いておくとよいのは、次の4つです。

  • 狂犬病予防注射と混合ワクチンのどちらが必要か
  • 原本が必要か、写しやスマホの写真でもよいか
  • 接種からどのくらいの期間内のものが必要か
  • 子犬や、獣医師の判断で接種を見合わせている犬の扱い

スマホの写真は控えに便利。受付で使えるかは施設しだい

スマホの写真は控えとして便利ですが、受付で写真が通るかどうかは施設によってちがいます。紙の証明書は原本を家でたいせつに保管し、写真をスマホに入れておきましょう。接種日をたしかめたいときも、すぐに画面で見られます。

都立公園のドッグランは、紙の証明書ではなく、その年度の注射済票でたしかめる仕組みです。案内によると、2026年度の登録はWEB申請で、手もとの注射済票の画像を用意して申し込みます。一方、川崎市の東扇島東公園のわんわん広場は、書類の写しを出して登録します。

イヌコミのマイページにある証明書・書類には、狂犬病予防注射済証やワクチンの証明書などを、うちの子ごとに写真で保管できます。聞かれたときに画面ですぐ書類をたしかめられ、写真で受け付ける施設ならそのまま見せられます。使うには会員登録とログインが必要です。

出発前の書類チェック
確認すること見るところ
鑑札と注射済票が着いているか首輪やハーネス
注射済票が今の年度の札か札に書かれた年度と、最後に注射した日
紙の証明書の控えがあるかスマホの写真やマイページの証明書・書類
行き先が何を・どの形で求めるか施設の案内やお店のワンちゃんルール欄

注意

混合ワクチンの種類や接種の間隔、体調によって接種を見合わせるかどうかは、かかりつけの動物病院に相談して決めてください。施設に聞かれたときは、獣医師から受け取った書類で答えます。

2027年3月2日から、狂犬病予防注射は通年で受けられる

2027年3月2日から、狂犬病予防注射は年間を通して受けられるようになります。毎年1回受けさせる義務は変わりません。いまは毎年4月1日から6月30日の間に受けさせる決まりで、この規定が廃止されます。

都立公園のドッグランのように、その年度の札でたしかめる施設もあります。通年化にあわせて注射の時期を変えるときは、通っている施設の利用条件もあわせて見なおしておきましょう。

登録と注射のしくみは、クイズ「犬の登録と注射検定 入門」でたしかめられます。犬連れのお店がはじめてなら、診断「お店デビューの進め方別 お店えらび診断 実践」で、自分に合うお店の探し方を見つけるのも手です。ほかの読みものはコラム一覧にまとめています。

まずは今夜、首輪の札と、次の行き先の案内を見ておきましょう。

イヌコミでお店をさがす

この記事に出てきたような場面に合うお店を、条件からさがしてみてください。

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よくある質問

ドッグランではどの証明書が必要ですか

施設ごとにちがいます。都立公園はその年度の注射済票でたしかめ、葉山町のドッグヤードは混合ワクチンの証明書も求めます。行く前に施設の案内をたしかめてください。

犬連れカフェでも証明書は必要ですか

お店によってちがいます。イヌコミのお店のページにあるワンちゃんルール欄をたしかめ、書かれていないときは来店前にお店へ聞いておくと確実です。

スマホの写真で受け付けてもらえますか

施設しだいです。都立公園のドッグランは、2026年度の登録をWEB申請で受け付け、注射済票(札)の画像を使います。紙の証明書ではなく札でたしかめる仕組みです。書類の写しで登録する施設もあります。

マイクロチップを入れていれば鑑札はいりませんか

特例制度に参加している市区町村では、マイクロチップを装着して情報の登録を受けると、そのマイクロチップが鑑札とみなされます。装着しただけではみなされません。参加していない市区町村では、マイクロチップの登録とは別に、狂犬病予防法にもとづく登録の申請が必要です。

獣医師の判断で接種を見合わせている犬はどうすればよいですか

扱いは施設やお店によってちがいます。獣医師から受け取った書類を用意し、行く前に施設やお店へ、その書類で利用できるかを聞いておきましょう。

出典・参考文献

  1. 厚生労働省『犬の鑑札、注射済票について』(閲覧日 2026-10-12)
  2. 厚生労働省『狂犬病に関するQ&A』(閲覧日 2026-10-12)
  3. 川崎市『狂犬病予防注射について(済票交付・済票再交付)』(閲覧日 2026-10-12)
  4. 横浜市『犬の登録と狂犬病予防注射の手続き』(閲覧日 2026-10-12)
  5. 厚生労働省『狂犬病予防法施行規則の一部を改正する省令の公布について(感発0401第1号)』(閲覧日 2026-10-12)
  6. 公益財団法人東京都公園協会『木場公園ドッグラン利用規約(2026年3月3日版)』(閲覧日 2026-10-12)
  7. 公益財団法人東京都公園協会『よくあるご質問』(閲覧日 2026-10-12)
  8. 千代田区『ドッグランの利用案内』(閲覧日 2026-10-12)
  9. 葉山町『南郷上ノ山公園ドッグヤードの利用等に関する要綱』(閲覧日 2026-10-12)
  10. 川崎市『東扇島東公園わんわん広場の利用登録について』(閲覧日 2026-10-12)
  11. 公益財団法人東京都公園協会『木場公園 施設案内(ドッグラン)』(閲覧日 2026-10-12)
  12. 厚生労働省『狂犬病』(閲覧日 2026-10-12)
  13. 厚生労働省(e-Gov法令検索)『狂犬病予防法施行規則(昭和25年厚生省令第52号)』(閲覧日 2026-10-12)

記事の内容は公開時点の情報にもとづきます。制度や数値は変わることがあるため、最新の情報は各出典でご確認ください。

健康情報に関するご注意

本コンテンツは一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。愛犬の健康に不安があるときや異変を感じたときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

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